1. 子供達の腸内環境改善と関係が深い細菌はこいつらだ
子供達の腸内環境を改善するためには増やした細菌と減らしたい細菌がいます。どのようなものが必要で逆にどのようなものが不要なのかを全8種類について紹介していきます。腸内環境改善についても基礎知識としてしっかりと学んでいってください。
1-1. 善玉菌も悪玉菌もひっくるめて一気に8種類を紹介
ビフィズス菌
痩せ菌のエースとも言えるビフィズス菌は日常生活でもよく耳にする機会がありますね。便秘改善効果というエースにふさわしい腸内での働きをします。その上食物繊維を分解して単鎖脂肪酸を作り出すことでダイエット効果もある積極的にどんどん増やしていきたい細菌です。
フラジリス菌
フラジリス菌の特徴はストレスを軽減する効果があることです。腸内に存在しながら脳に働きかける物質を作り出すバクテロイデス属の細菌です。この物質にはストレスを和らげる効果も報告されており、まさに現代人には重要な腸内細菌といえるでしょう。もちろん子供達の腸内環境改善においてもその役割は無視できません。
フィーカリ菌
アレルギー改善という多くのお子さんたちにも嬉しい効果を持っているのがフィーカリ菌です。腸内環境を整えることによって免疫機能がアップするためにアレルギー改善へとつながります。春先を中心とする花粉症に苦しんでいる人には特に重要ですね。
エガセラ・レンタ菌
美肌効果が期待できるのがエガセラ・レンタ菌です。女性に嬉しい効果を期待させるその秘密は女性ホルモンに似た作用をするエクオールという成分をこれらの菌がイソフラボンを原料として作り出せることにあります。エクオールの働きによって美肌効果が期待できるということですね。
乳酸菌
善玉菌として広く知られている乳酸菌の効果は多岐にわたります。例えば、便秘改善・免疫機能アップ・肌荒れ改善などがあります。これだでメジャーな細菌ですが、実は腸内に存在する数の割合からいうとそれほど目立って多いわけではありません。もちろん、子供達の腸内環境改善にも大いにやくだってくれますので、積極的に摂取していいきたいところです。
ミヌタ菌
ここのところ注目が集まっているミヌタ菌は痩せ菌だと考えられています。BMIの数値が低い人の腸の中にはたくさん存在しているという特徴があり、ある報告ではミヌタ菌がいることで腸内フローラのタイプが肥満タイプからヤセタイプへと変化するとされています。
ウェルシュ菌
悪玉菌の代表格がウェルシュ菌になります。食中毒の原因細菌としても知られており、腸内で毒素を作り出す特性があります。この毒素によって嘔吐や下痢といった食中毒の症状が起こるわけです。さらに匂いが臭いガスを作り出すという特性もあります。
コプリ菌
最後に紹介するコプリ菌はリウマチとの関係が知られています。アメリカで行われた研究によると関節リウマチの患者さんではその量が多い傾向があるのがコプリ菌です。しかし、健康な人でも存在するものですから、極端にその数が増えない限りは心配いりません。
最後に
善玉菌・悪玉菌をあわせて8種類を紹介しました。子供達の腸内環境を考えた場合には、ここで紹介した善玉菌を含む食品があれば、積極的に食べさせると良いかもしれませんね。